天狗塚~三嶺 縦走 2012.05.20

へっふん

2012年05月22日 03:48

こんばんわ。全身筋肉痛でひぃ~ひぃ~言ってますへっふんです。
決してヒーハーとは言いません。

さて。先日の天狗塚~三嶺縦走のネタあげておきます。

結構なロングランなので早めに登り出したかったのですがこの日も得意の寝坊。4時起きの予定が5時起床となってしまいました。早起きは辛いです。山男としてはマイナス30ポイントって所でしょうか。
前日に準備はバッチリ済ませておいたので5時半までには家を出ていたと思います。

祖谷では早朝だったせいか道端で猿が走っているのをよく目にしました。

今回は西山林道からの天狗峠登山口から登ります。 予定は天狗塚から三嶺へそしてまさかのピストンで西山へ帰ってくるという考え(笑)

登山口には香川県ナンバーの車が1台。ご夫婦が準備中でした。
私もストレッチを軽く済ませ、先に登らせて頂きました。

■長い1日のスタート (7:18)



登りだしから急坂が続きます。
と、いうかしばらく体を動かしてなくメタボリックなメタボーイ生活を送っていたので体が鈍ってしまったのか・・・かなり辛い(笑) いや、ほんとダメねwww

いつもならなんて事の無い程度だと思うんですが。。。

道は登山道がハッキリしており、特に難所もありません。
■序盤 登山道



■自然林と人工林の間を進む



まず第一チェックポイントの1476mピークに到着。ここで1回目の小休憩。水分補給は小まめにね!んで、この時既に汗だく。つゆだく。ダメだこりゃwww

体調&体温管理がよろしくなくってよ!マイナス45ポイントだわ!って山の神様に言われた気がします。
■1476mピーク地点 (8:05)


ペースもいつもと比べて遅いです。ロングラン予定日なので少し焦ってしまいます。でも焦っちゃダメです。山では落ち着いて臨機応変に動かなくてはなりません! あ、 ならなくってよ!

さて、ここからまた大変。

■笹&急坂


周囲の木々は低木へと変わりミヤマクマザサが生い茂る急坂へ入ります。

もう少しで天狗峠(イザリ峠)だ~!!がんばれ~俺~。ヒーハー!

■到着!イザリ峠 (9:10)

右側後方に見えているピラミッド風な山が天狗塚です。

■天狗塚・牛の背


雨こそ降っていないものの天気はあまりよろしくなくってよ!
晴れていたらもっと綺麗な写真とれたかなぁ~。来月だともっと青々してたかなぁ~。

とりあえず、エネルギー補給して、荷物はここにデポして天狗塚へいってきま~す!

■到着!天狗塚 (9:34)


おもたーいザッ君を(ザック)イザリにデポってきたので楽々登頂でした♪ しかし曇り空とはいえすばらしい展望でした。やっぱり天狗塚はいいですね。様々な山が一望出来る。文句を言うとすれば・・そうですね~。風が強い?うん。風強いよ。 あ、強くってよ! (←何キャラなのかよくわからなくなってきた)

南側は曇り気味。綱附森方面から怪しげな雲の塊が近づいてきてるのが非常に不安。北側の矢筈山系はハッキリと見えていました。

■天狗塚より牛の背を眺める


池は確認出来ず。 次は牛の背から下るルートにチャレンジしてみたいな~っと。

■天狗塚より三嶺を眺める


と、遠い・・。


足早にイザリへ戻る。戻る途中に天狗塚へ向かうソロのおじ様と会う。登りだしてやっとすれ違う一人目の方だ。おじ様もこの後に三嶺え向かうとの事。良かった。他にもいたんだ(笑)少し安心。

イザリ峠でベテラン風おじ様達3人組みが丁度西山方面から登ってきたので声をかけてみた。「西山~三嶺ピストン?辞めたほうがいいんじゃない?健脚な人ならいいかもしれないけど・・」とアドバイスを頂く。健脚・・・うぅ。。 あまり自信は無い(笑) 三嶺や西熊から林道へ下るルートもあるけどあまりお勧めも出来ないしなぁ~(難ルートの為)。 それは今度会ったらご一緒するよ~。と、言って頂いたので、次会えるのを期待して・・・。取り合えず、自分を信じて三嶺へ向かう(笑)

■お亀岩を目指す

起伏に富んだ道だけどやっぱり美しい景色に見とれてしまう。疲れも忘れてスイスイ歩いていける。

■お亀岩到着 (10:40頃)

この岩が亀?ふ~ん。と思ってたけど、少し離れて見ると確かに亀だった(笑)

ここから少し下った場所にお亀岩避難小屋がある。あと水場も近いので要チェックなポイントです。この日はやはり体調が優れなかったのかエネルギーと水分の消耗がとても早かった気がする。朝早かったので小屋へ下り小屋で昼食をとった。

■お亀岩避難小屋

中は立派な小屋で薪暖炉や広い寝床、トイレがあった。綺麗に整備、整理されている。
昼食をとり、出発する。(11:03)

イザリに出てからひたすら続くササとコメツツジの間を進む道。深く生い茂る場所では足元が見えず足取りに難儀する。アップダウンも激しく結構疲れる。ただ、景色が美しすぎるのに救われる。ひ~は~。

■西熊山 山頂! (11:26)

お亀岩コルからひと踏ん張りで西熊山山頂に到着する。しかしここは通過点。今日は時間との勝負でもあるので水分補給をして足早に三嶺を向かう。 ごめんね西熊山。

■西熊山より三嶺を見る

う~ん。まだまだ遠く感じる。 そして雲がかかってきているなぁ~・・。(写真中央が三嶺。右側の雲に隠れているのが剣山方面)

■西熊山より天狗塚を振り返る

かなり遠くなった。これを見てピストンする気が一気に失せてしまった。。。(中央やや左。三角頭をひょっこりのぞかせている。右側に牛の背)

■少しずつ近づく三嶺

ここから三嶺手前までの急坂もまた辛かった;この辺りはもう無心に足を運ばせていたので・・写真は無い!(笑)

■三嶺頂上への入り口

山頂付近は鹿の食害を防ぐ為、防護ネットが張り巡らされている。まぁ、ココをこえればあと少しって事です。写真右上の山頂に沢山の人影が(笑)この辺りで既に笑い声なんかが聞こえてきてました。

■三嶺山頂!!無事到着(12:47)

ご覧の通り、到着時にはもう既に雲の中。展望はまったく無い状態。残念。

ここで地図を広げどうやって登山口へ戻るか考える。無難なのはやはりピストン。手堅くいくのがいいだろう。でも!でも!他ルートで帰りたくなるのが男の性!(?) 時間と自分の体力と技術力。これを読み間違えると危険を伴う大きな賭け。ふ~ん。 最短ルートだと北西尾根を下るルートだけど通った事が無い難ルートな為、気は進まない。う~ん。

かなり遠回りになるが思考回路低下気味なへっふんは三嶺ヒュッテから菅生側ルートで林道に出るという恐ろしい作戦に出た!

■三嶺ヒュッテ

雲に覆われ見えませんでしたが、一瞬雲が引いたのでその隙にパシャリ!いつ見ても幻想的ですね。少し休憩しようかと思ったけど団体さんが外も中も大勢いたので諦めました。

■菅生側ルートを下る。

菅生側ルートのネット・・めちゃくちゃロープで巻きまくってて なかなかほどけなかったよ・・・。

■いやしの温泉郷を目指して下る。

いや、この辺りから疲れがきて写真をほとんど撮ってません。ただ、このルートも利用者は少ないといえど緑豊かな自然をたっぷり感じれる道でした。テープ等目印も多く、難所もありませんでした。


ここから一気に災難が待ち構えていましたww

このルート上では周遊モノレールの軌道と当たるのですがその手前辺りでショートカットして林道に出れるのではとよからぬ事を考え出し、登山道からはずれます。
(※絶対にマネしないで下さい。高確率で遭難しますよ!)
まぁ、結果からいうとショートカットに成功しました。ただ、結構な距離を滑り下りましたが(笑)

え?滑落じゃないかって? いえ、ちょっと滑っただけです。前身泥まみれになって、あれ?何?何?何が起こったの?って感じになっただけです・・・・。

とにかく、登山道から外れないように心がけましょう!最近三嶺近辺では遭難が起こっています!

で、林道には下りたものの、西山の登山口まで林道歩き。これが長い。
かなり遠回りしちゃったからね。自分の体力、歩行スピードを考えて問題ないと思ったものの、それは自信過剰でした。
■降り立った地点


そして今回一番の失敗がココにきてのシャリバテ。
いつもより疲れがくるのが早かったのでエネルギー補給が追いつかず。食料は無くなってしまっていました。林道歩きの途中で水も切らしてしまいました。予定では1時間半程度の林道歩きだったのですが体が思うように動かず歩行スピードは激ノロ。 シャリバテがこんなに辛いと思いませんでした。。。

「腹減ったよ~!」って言いながら歩いていたのですが、終盤はフラフラで本当に倒れるかと思いました(笑)

なんだかんだで2時間以上かかって登山口の車に戻ってきたのはもう18:30。
日没20分前。 ぎりぎりでした。

反省点だらけのグタグタ登山。マイナス800ポイントだよ!

慣れているから。自信があるから。なんとかなるでしょ~。的な?ダメですね。

いかなる山であろうと常に100%で登ってください。
ちょっとした事が危険に繋がります。



デヘ(笑)


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