六甲山 氷瀑巡り 2013.1.20

へっふん

2013年01月22日 01:39

裏六甲。 そう、アイスガーデン!
1月はよく六甲山に行くのですが、前から気になっていた氷瀑する六甲山の滝を見に行こうと思い
SoraSitaツアーで行くことになりました!

参加者は私とかなめちゃん!以上2名!w


2013.1..20
■六甲山 (ろっこうさん) 931.3m


カシミール3D



平面距離  10.1km
沿面距離  10.7km
総移動時間 07:15:59

最高標高 953m
最低標高 410m

累計標高(+) 1195m
累計標高(-) 1203m

なかなかハードな1日でした。
あ、この日カメラを忘れたので、i phoneにて撮影しております。
かなめ氏の写真も一部お借りしております。


■出発

朝8時に松茂町のとくとくターミナルで待ち合わせて、今回はかなめちゃんの車で行ってきました。
車で1時間半ほど走れば有馬温泉口に到着します。いや~早いね。
剣山の登山口に行くより全然早く到着します。

有馬温泉街を車で通り抜け、ロープウェイ乗り場の駐車場に車を止めます。駐車料金は1日600円。
駐車場に止まっている車の殆どが登山客かと思われます。
我々が到着した時にも登山に来られている方が準備をしていました。



われらチームSoraSitaも準備を済ませ出発です。

・駐車場を出たすぐにすごく気になる看板を発見!

パン屋さん?すごく行ってみたいけど時間が無いからまた今度ww


SoraSitaの悪運を呼び寄せるワイルド担当3兄弟のテト姉さんは不参加だけど、後の二人(私・かなめ氏)でとれだけの悪運を呼び寄せれるかはこの後の記事にて・・・w


さて、駐車場から出てロープウェイ乗り場に向かいます。


勿論、ロープウェイには乗りません。乗ったら滝が見れませんw
ロープウェイ駅のすぐ横に公園に向かって下る道と、車両進入禁止と書かれた車一台分の上っていく道がありますが、この上がっていく方向への道へ入り進んでいきます。

しばらくは普通の作業道のような道を歩いていきます。



しばらく歩くと辺りが真っ白になってきました。 日程を早めて来たので是非、凍っていて欲しい滝。。



ようやく登山道らしくなってきました。

斜面で足元が滑り出して踏ん張りが利かなくなってきたのでここらでアイゼンを装着します。



が、残念な事に4本爪軽アイゼンという物は家に置いてきてしまってたので10本爪アイゼンです。
岩場が多く、積雪は少な目なので前爪が非常に邪魔です。

ここは6本爪の軽アイゼンのほうが楽でいいかと思います。

かなめちゃんのおニューな軽アイゼン

CAMPのアイスマスターです。超軽快らしいです。私も以前にメールマガジンでオススメしてたやつです。柔い雪では雪ダンゴが付きやすそうですが、軽アイゼンとしては使える子だと思います。


さて、なんだかんだ言ってるうちにお目当ての「七曲りの滝」が近づいてきました!
標識には難所ありとあります。興奮しますね!


まぁ、冬場だから難所なんだという場所は確かにありましたが、アイゼンを付けていればまず問題ありませんでした。

谷を下り、沢沿いを進みます。


かなり狭い谷底を歩くので何度も沢の両岸を行き来します。落ちたら死ぬほど寒いんだろうなw

遠くに人だかりが出来ているのが見えました。近くに行くとそこが七曲り滝でしたよ~。




おぉ!おおおお!!おお??・・・・・お?

かっこいい! けど・・・ 

一部凍ってて、一部シャーシャーと流れている。。。

まだ完全体の氷瀑ではなかったですね。残念。60%の出来といったところでしょうか。

まぁ、私は初めて見るのでそれでも満足でしたが(/ω\)・・



さぁ、まだ滝はあるのでどんどんまわりましょう!!



沢をのぼったり下ったり・・




凍った壁面に取りついたり・・
忙しい道のりですw
ちなみに山肌は凍りつき、こんな感じです↓



そんなこんなで次の滝、「百間滝」に到着!!!

な、な、なんと!!!



シャーシャーと流れております・・・(;゚Д゚)


かなめちゃんもがっかりしております。↓



まぁ、気を取り直して!次の滝、行ってみよう!!!

「似位滝」です!!


シャーーシャーーー

流れてます・・・。

やっぱり早かったのかな。2月まで待つべきだったのか。

大寒入りしたからさー。大丈夫だと思ったのに。


まぁ、仕方ないので、百間滝から白石滝へと下っていく。




沢を少し下っていくと開けた場所に出ます。ここでYMCAのちびっこ軍団とすれ違う。
結構な所を冒険するんだなとい関心。そして引率のお兄さん・お姉さん大変そう!
「こんにちは!」とあいさつすると元気よく「こんちわ^^!!」と、返事を返してくれる。

若いって素晴らしい!!w

さて、開けた場所には「白石滝」が・・・

先日の爆弾低気圧で山が滅茶苦茶になってるらしいですよというかなめちゃん情報通りで、
滝は倒木がバッキバキのボッキボキで滝の半分は目視できなかった。

なので写真は無し!

時間は12時をまわっていたので、滝の前でランチタイムとした。

尻マット敷いててもケツは冷たかった・・。


今日は鯛味噌汁にハニーマスタードハムの缶詰。さらにカレー(ルーのみ)を頂いて体を温める。食後は勿論チャイです。

かなめちゃんは・・・

カレーラーメンにカレーを入れて食べてましたww
体温まりそうだね~!

雪原で食う飯は美味い!しかし寒い!!!

体の冷えを抑える為に食事と休憩を30分で済ませ、動き出します。


■恐怖!熟練者向け危険コース

さて。本当は滝巡りだけの予定だったんですが、残念な結果に終わってしまい不完全燃焼。
白石滝からは下山ルートがあるので帰ろうと思えばすぐ下山できる。

が、白石滝のすぐ横に「六甲山最高峰コッチ」と、目立たない看板がポツンと立っているではありませんか。
「どうせだからいっとくか??」的な軽いノリでその登山道へと進みます。

地図で確認するとどうやら谷づたいに進んでいくようで。

六甲山は表からも裏からも色んなルートで登ったけど、今回進んでいるのは存在すら知らなかった新境地。
こういうのってドキドキしますよね。ってか下調べ無しで進むなんて本当はダメですよ!ww


白石谷という場所らしいです。フムフム。

登り出しから急斜面。けっこうゼーゼーいってます。はひー。

またまた沢を渡ります~。

で、で、・・・



ヒドイ倒木だ・・・・(;゚Д゚)

倒木の枝から枝へ飛び移り乗り越えて行きます。



このあたりはほとんどマークがありません。 谷筋で迷子だけは嫌ですよね。

下ってきたベテラン風オジサマに聞いてみると途中で分岐が一か所あるんでそこを左に行け!とご教授。

沢を登っていくとまた滝を発見しました。「白竜滝」




で、この滝を越えてすぐに分岐があったのですが・・・・


なんと見過ごし!!

そのまま間違った谷を登っていきます!!

先人も間違って進んだのでしょうか。踏み跡が雪の上にはっきりと残っており、それにつられて・・・

結局砂防ダムを2つも乗り越えた先で間違いに気づきました。危なかった・・・。
地図をよく確認して、正規ルートに戻ることが出来ましたが、ダムを2つも無駄に乗り越えたので体力消耗です;


道を間違えたショックと疲れで私の後ろ姿もグッタリしてますw



正規ルートに戻ってからも背の高いダムを3つか4つは越えたのでしょうか。
ダム越えにはダムの脇に階段(?)があるのですがその段差が半端ない。1段の高さが肩くらいの高さがあります。雪が積もってて登りにくいし、スズメバチの巣はぶら下がってるし。夏なら怖くて近づけないでしょうw


なんせ、ハードなルートだった。六甲山にこんなハードで道が不明瞭な場所があった事に驚きです。

かなめちゃんと「やっぱり二人でもワイルド登山になっちゃうんですねー」と語りながらトボトボ進みます。
悪運3兄弟の今回参加出来なかったテト姉さんも居たら更に大雪でも降ってたのかもしれませんwww


なんとか、頂上手前で一般的なルート(魚屋道)に合流出来ました。
「ふぅ~~」

合流した場所に我々が歩いてきた方向に向け看板が立っていたので見てみると・・・


「熟練者向け・危険」

やっぱりそういうルートだったんか~~い!w 

下の登り出し地点にも同じ看板たてとってくれ~!と二人で突っ込みを入れてしまいました。


頂上手前から神戸方面を見る。 少し見づらい。




もうちょいで六甲最高峰だ~



お、なんか居るね!




か、かわいいww 

癒される。。。。

でも疲れてる私。


かなめ氏



頂上下の一軒茶屋前では登山客がたくさん居ました。ワイワイ騒いでました。

明らかにテンションと疲れ具合が我々と違うw
メジャールートで登って来たんだろう。。

俺らなんて・・・(;´Д`)


ぶいーーん。と、車が走ってきて(ここには車道が通ってる)
車からソリを持った女の子とお父さんが出てきて楽しそうに遊んでる。

そう。六甲山は車で気軽に頂上の真下まで上がってこれるんだ!!
徳島でいう眉山的な。


なのに往復7時間もかけてヒーヒー言いながら登ってきた我々。

素敵です。


だって、あのあと、魚屋道(ととやみち)から下山し、有馬温泉「金の湯」でまったり入浴(外国人観光客で溢れかえっており、浴室内は酸欠状態)して~、お土産も買って~(これといった名産品見つからず)、美味い釜飯料理食って(かなめ氏だけに釜飯)帰ってきましたよ~。なんですから。

六甲山は初心者向けの山とよく紹介されます。
確かにその通りだと思いますが、六甲の山にはいくつものコースが存在し、
中には体力・経験を要するコースもあります。

今回我々が使った白石谷のコースの道は荒れ、踏み跡も不明瞭と熟練者向けのコースです。
必ず熟練者の方に同行してもらいましょう!

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