石立山 2012.10.13
こんにちわ~。こんにちわ~。髪を伸ばしすぎてジャッキーチェンみたいだと言われだしたへっふんです。
喜ぶべきなんですか??どうなんですか??
さて、先日13日に四国一キッツイ山とよく言われる石立山にその真相を探りに行ってきましたのでそのご報告です。
■石立山(1,707.7m)
徳島県那賀町木頭と高知県香美市の県境に位置する山です。高ノ瀬峡や別府渓谷といった紅葉の名所が付近に多い山です。

スタート直後はログ設定ミスでうまく辿れて居ません。
日和田に下山後から駐車場に戻る区間は自転車の速度が速すぎてログが追いつけず、位置ズレしてしまいました。
●出発
夜中の3時に起き、眠気を堪えて3時半には家を出ました。木頭までは徳島市内からでもやはり3時間近くはかかります。とても遠いです。アクセス悪し!
阿南市の桑野方面からまわって195号線をひたすら走り続けます。那賀町にローソン、サンクスわじき店が並んでいます。ここが最終コンビニ。寄って飲み物とおやつを買って、また走り出します。
いや、しかし寒い!!深夜から朝方はとても冷え込みます。薄着だったので、久々に車の暖房を利用しました。が、車の暖房をつけるとすぐに酔ってしまうのです。私。
気分が悪くて窓全開で走る羽目になってしまいました。寒いよぉ~。
195号線もだいぶ山中に入ってきてから、タヌキやら鹿やら小動物がいっぱい目の前を横切っていきます。はねないように注意します。それと飛ばしすぎないように気を付けて。
高ノ瀬峡へ入る所を過ぎて少し行けばトンネル手前に石立山の日和田側登山口があります。すこし判りにくいけど。ここは下山ポイントなので自転車をデポしておきます。
弟から借りてきた小さな折り畳み自転車です。非常に非力な感じがしますが、これしか車に乗らなかったw
自転車をデポったらトンネルを抜けしばらく道なりに進みます。すると別府峡への案内板が出ているのでそちらへ入り少し登っていくと別府峡駐車場があります。(別府渓谷を流れる沢の両岸に1箇所ずつ)
結構広い駐車場です。紅葉時期なんかは人も多いかもしれませんがシーズン外や早朝はまず問題なく止めれるはずです。トイレもありますよ。

さぁここに車を止め、準備を開始。少しゆっくり準備し、朝食と缶コーヒー、朝の一服を済ませると辺りが明るくなってきました。時計を見るともうすぐ6:30。結構いい時間なので
(恐らく)一番乗りで石立山へ登りだします。
・準備バッチリ??

・駐車場で出迎えてくれた熊。

クマー「まっこと寒いぜよ。」
あ、ここだけのお話だけど、車で走っている途中、急激な腹痛に襲われ、我慢できずに道端に車を止め、繁みへ走っていき・・・・。
まさか雉撃ちするハメになるとは・・・。トホホ。 でも、あの解放感。ドキドキ感。ある種の快感ですね。うん。
●登ります
早朝6:30、安全に山登りが出来る明るさになったので出発です。朝靄がかかって山腹から上はガスっています。日が出るとともに快晴になってくれればいいのですが。
若干肌寒さはありますが朝の清々しい空気を頂きながら歩くのは格別気持ちがいいってものですとも!
さっきの駐車場から見える赤いつり橋が別府登山口の起点となります。吊り橋の渡り口には「遊歩道」と標識があります。

登りだしから結構急な階段が続きます。階段が終わったあとも急斜面が続きます。最初から最後まで急斜面だという情報は得ていましたのでこれは想定内、想定内と自分に言い聞かせ登り続けます。


途中でふと気が付いた。熊鈴を忘れたw
この近辺はツキノワグマの生息地。なのにいつもチリンチリンいわせて煙たがられている私が熊鈴を忘れただとっ!!
仕方ない。今日は独り言を言いながら登る日だ。
でも、四国のツキノワグマは絶滅に瀕している程少なくなってしまっている。ってことは姿を見れることは逆にラッキーだと思おうじゃないか!
・・・って思えないよね。怖いよね(笑)
日本の熊は減退の一途を辿り、四国ではもう数十頭程度しかいないと言われています。山へ登る我々や東日本の様に里山で熊被害に会う人々にとっては恐怖でしかありませんが、
それもいつの日からか人と野生動物との共存が上手くいかなくなってしまったからでしょう。WWFジャパンでは鹿の食害問題や熊の生体についていろいろ研究しています。
ご理解の程よろしくお願いします。http://www.wwf.or.jp/activities/2010/02/781805.html
おっと、話をもとに戻しますね。
急斜面は続きますが、それほど辛いという事もありません。自分のペースでゆっくりと登りましょう♪
植林地を歩いているとだんだん沢の音が近づいてきます。正確には私が近づいていきます。

この竜頭谷を渡渉して石立山に取り付きます。沢の流れは勢いよく、上流から冷たい風が吹き込んできます。
靴を濡らさないよう安定した岩の上を歩いて渡ります。

さて、渡りきると石灰岩がゴロゴロと転がる斜面をクネクネと登っていきます。
ザレ・ガレ場が多いので足元には気を付けましょう。「落石注意」と注意を促す看板が立っています。

これ、本当に注意してください。そうそう落ちてくるもんじゃないでしょうとか思っていると痛い目にあいますよ・・・。
結構登ったところで、きが抜けたのか、トレッキングポールで拳ほどの大きさはある浮石を突いてしまい、そのまま竜頭谷へゴロゴロと・・・
廻りの石灰岩を道ずれにしながら沢までゴロゴロと転がりかなりヒヤリとさせられました。早朝で人がいなかったから良かったですが、
下に人がいたらと思うとゾッとします。この辺りは石灰岩のかけらがたくさん転がっています。
落石被害への注意も必要ですが、落石を引き起こさない注意がもっと必要です。

早朝の静かな山に私の「ラ~~~ック!!」って声が響き渡ったでしょうか。
足運びにいつも以上に注意をするのでこの変は結構疲れます。
先へ進むにつれ岩場が多くなってきます。これぞ石立山といった景色でしょうか。


かなりの斜面に岩場が現れたりするのでビックリしますが、それほどハードなわけでもありません。
3点支持さえしっかり出来れば問題無く登れますよ。かといって油断はしないで下さいね。うっかり滑っちゃったとか、持つ場所、足置く場所間違えちゃったで滑落でもすれば結構な距離を
滑落してしまいそうな場所も少しはありましたので。注意力としっかりした確認さえ怠らなければ大丈夫です。石灰岩は脆い岩なのでしっかりしているか等確認してね。
あと、トレッキングポールは岩場では収納してください。出し入れ面倒ですが仕方ありませんw安全第一です。

見上げてピンクテープを発見ww

岩場は続くよ~♪
小さな花達をよく見かけました。アケボノソウが可憐だったなぁ~。
スミレやリンドウも綺麗です。あと不思議と小さな小さなトリカブトも。
最初の1181ピークで少し休憩。

これマジうめ~!はまる~!
高度差の激しい山なだけにこまめに休憩を入れる。緩い道になった来たなーなんて思ってるとまたすぐに岩場が現れる。の、繰り返しだw でも岩場が楽しかったりするw
岩屋さんや、沢屋さんが登る岩みたいな恐ろしいものは全然ないけど、四国の山歩きじゃなかなか岩登りなんてしないじゃないですか。だからたまにはこういったコースも楽しいかと思います。
●ちと休憩
そう、それと今回はiphone5に「DIY GPS」というGPSアプリを投入してきたので実践インプレです!
有料で450円だったと思う。見る限り精度は良好。こまめにログを拾ってくれる。というかこまめにログの設定変更が出来るのがよい。ってか電波圏外でも使えますがなにか??
でもこのアプリは初心者向けじゃ無いかも。「カシミール3D」使っている人向けですね。地図は自分でカシミールから切り取って来てダウンロードです。
カシミ3D使っている人には使いやすいアプリではないでしょうか?私は星4つってところですかね!高いガーミンGPS買えないんでこれで行きます。
でもiphone5の人だけね!5のバッテリーの強さとGPSの精度があってこそです。それ以前のスマホ、アイフォンの人は山GPSはキツイでしょ??
iphoneを山GPSに
http://diygps.net/
カシミール??って人にはもっと簡単なGPSも色々ありましたよ^^
それから私が最近楽しんで使っているアプリに「虫判定器」というアプリがあります。これも有料だけどなかなか面白い。虫を写真で撮って送るだけで後日、何の虫かを教えてくれるアプリです。その場ですぐに判明はしませんが(データベースサーバーに照合をかける)、その分正確な回答が返ってきます。
虫判定器http://mtl.recruit.co.jp/works/2012/mushihanteiki.html
その他にも植物図鑑だったりなんやかんやとお試ししてました。バッテリーは強いのですが、iphone5って電波オフモードとかないのでしょうか?
山に行くとまず電波は入らないので今までは電波オフモードにしてバッテリー節約してましたよね。それが出来ない。
「機内モード」というのがあってそれで電波オフになるけど、そいつはGPSまでオフってしまうからダメなんだ!位置情報だけは生かせておきたい。
バッテリーはずっとGPSログつけてて、カメラでたまに撮影とかして約5時間で容量25パーセント程度まで落ち込んだ。今回はバッテリーチャージャーを持って来ていたので
それで昼休憩時に充電しました。
行動食の「薄皮 ピーナッツクリームパン」
これ最強に美味し!

お!こんな所にも現れやがったぜ!樹皮泥棒め!とッ捕まえてだっふんだと言わせてやるぜ!

●さて、まだ登るよ~
さて、相変わらずの岩場、そして痩せ岩尾根。岩尽くしな登山道はひたすら続きます。
1472ピークを越えて、急坂をヒーコラヒーコラ登っていきます。
優しい朝日が差し込む中、ヒーハーヒーハー言いながら登っていきます。

痩せ岩尾根。

グローブは欲しいところです。私は暑いので指出しですが岩や木の幹を掴んでって場面が多いです。
西峰にとうちゃく! ここで左(中東山方面)に少し進めば捨身ヶ嶽があります。そこへ寄り道。

だーれも居なさそうなので独り占めできるぜ!と、少し手前にザックを降ろし、切り立った岩場によじ登っていきます。一番最初の捨身ヶ嶽に移る所だけ足元注意すればあとは全然問題ありません。
怖くもありませんw間違っても本当に捨身しないで下さいね!

ここがめちゃくちゃ気持ちいい!今日は最高の秋晴れだ!!!ありがとう石立山! 風も心地よく吹いてくれました。遠くにとんがり頭の天狗塚さんがちらりと見えテンションあがりましたw
剣山系をばっちり拝めるポイントですね!う~ん。久々に快晴に恵まれた。うれっし。
で、ここでくつろぐ自分の姿を写真に収めたかったけど、それが出来ない悲しきソロ登山。
あぁ、そうだ!iphone5でパノラマ写真が撮れるんだった!この剣山系を1枚に収めてやるぜぇぇぇぇぇ~~~ぃ!!ってああああああああああああああああああ
iphoneザックの中だったぜぇ~。邪魔だからデポってきてやったぜぇぇ~。写真取れないから目に焼き付けてやるぜぇ~。ワイルドだろぉ~。
・捨身ヶ嶽を少し離れて撮影

さてさて。充分満喫したので西峰まで戻り、石立山方面へと進みます。
私がのんびりしている間にすでに何組かが先に進んでいるみたいです。(複数名の声が聞こえた)
みんな捨身ヶ嶽には寄らないんですね~。もう何度も来てる人たちなのか、私の様な陰気臭いやつがいたからなのか・・・。
さぁ。もうすぐ頂上だと息を荒げてモフモフと進んでいると前からオジサマ2名と若い山ガールの3名様。
私「こんにちわわ~ん」
3「ちゃ~」
3「天狗塚見えるね~」
私「見えますね~」
日和田から登ってきた3名様、どこかで見たことある。すんごい見覚えがある。あぁ、今年、西三子に登った時に地下足袋王子と一緒に登ってた人たちだ。間違いない。
で、西三子で会ったことを伝えるとあぁ、そうですか~、那賀の山は登りまくってるからね~と。
私は覚えてるが向こうは覚えていないというすこーしだけ気まずい感じに(笑)西三子でお話しまでしたのに。。って仕方ないよねwいちいち覚えれるかってのww
深く突っ込んだ私が悪かったです、ごめんなさいw彼らは西峰方面へ下って行きました。
さて。頂上が見えてきました。頂上付近は立ち枯れした木々が目につきます。それとようやく紅葉が見れました。ほんの少しw


紅葉はまだ先だな~。来週・再来週辺りが見ごろでしょうか?大きな山で、別府峡。高ノ瀬峡に挟まれ、さぞ綺麗に色ずくのでしょうな~。
●頂上

影で記念撮影

だだっ広い頂上です! チョー天気良いので展望最強です!!!! 遠く高知市内、土佐湾まで見えます!
東をみれば橘湾まで見えちゃいます。登った甲斐があったってもんぜよ~!

でも遊びすぎて登りに5時間もかけちゃったぜよ~・・・。どんだけ~~~!まぼろし~~~!!! IKKO 2KKO サンコーン!!あれ?違うか!
山頂には先程私を抜いて行ったと思われる3名様グループと一人の男性がいました。ちょうどみんなこれからお昼タイムっぽいので私も飯くうぜよ!!
3名様(中年男性2名+女性1名)グループは楽しそうにワイワイランチを。もう1名ソロの男性は黙々とお食事を。
私も斜面にケツシートを敷き湯を沸かし、米が炊き上がるまでの15分スープを飲みながら景色を楽しみます。
今日のランチはレトルトのグリーンカレーです!辛みの中にもココナッツミルクのコクがどうたらこうたら。
ちょっと洒落てる感じにやられてお試しです!
米も炊き上がったので「いっただきまーーーす!!」
「マズーー!!!」
●出発
さて、まわりのベテランさん達は山談義に花を咲かせている様で、うらやましく。私は昼食の味でテンションだだ下がり。頂上からの景色を満喫したところで徳島県側の日和田登山口へ向かい下山開始です。
・ばったり遭遇したキリンさんと私の影

頂上直下はかなり急坂で下りは特に滑らないように踏ん張りを効かせないといけません。登りの急坂を思い出すと下りもかなり大変だなぁと気は重くなります。
ただ、日和田側のルートは別府側と比べて楽だとの情報をキャッチしていたので・・・キャッチしていたので?キャッチ?? へへへ。
急がず、ゆっくりとした足運びで下っていきま・・・・・!!!
ハウッ!! ああああぅぃぃlひういhhdさんだlksdふぁんsldんぁ!!!!
なんということでしょう!(劇的ビフォ●●フター風に)
富士登山で痛めた右膝がここにきて再び 爆発! チーン。
下りだしてすぐじゃん。 だめだよ。そんなの。 先生許しませんからね。
たぶん、膝の仮病だろうと思い。そのまま下山。
が、痛い。困ったちゃんだね。本当に。先生今日はアイシング持って来てないから我慢してね。
ちょっと歩き方は不細工になってしまいましたが先へ進みます。頂上から少し下ったところには避難小屋があります。
かなり激しく朽ち果てており、中には入りたくはありません。よっぽどじゃないとここに避難する事はないでしょう。。

建て替えないのかなぁ。俺が大富豪なら建て替え費を匿名寄付するのになぁ。なんて思いながら先へ進みます。
こちらも負けじと岩場の連続です。別府側程の高低差がある岩場は無いので三点支持で・・なんてのはありません。
ただ、ゴツゴツしまくってます。そういえば「三国志」で南蛮の王孟獲の乱に加担した人物の一人に「兀突骨」(ごつとつこつ)という人がいたのを思い出した。
そんなマニアックな人物が浮かんでしまう所に自分の陰湿さを感じてしまうのです。今日のこの秋晴れで少しは乾くといいのですがww

少し小高い場所にある岩の上に座って心地いい風を浴びながら景色を眺めて休憩していました。すると例の3人組(捨身ヶ嶽の後にすれ違った3人組)が戻ってきました。
3「いや~捨身ヶ嶽は風がなくってさ~熱いくらいだったよ」
私「え、そうなんですか?」
私が行ったときは気持ちよかったのになぁ。
山ガールさんに「あの登山口の自転車そうなんですか?」と突っ込まれた。
目立つ場所にデポったので目につくのだろうw
少し会話し、彼らはかなりのスピードで下って行った。うらやましい。私もこの困ったちゃん(膝)が言う事聞いてくれればなぁ~。
シャーシャーと下っていけない自分に腹立たしさよりも、残された自分に寂しい感じがした。
さて、休憩も程々にして下り再開です。
岩場が終わったと思いきや
また岩場。
終わったよ~
また岩場。
もう!トレッキングポール出すタイミングがわかんないぜ~。
さぁ、なんだかんだで植林地まで降りてきました!広大な植林地です。ずっと尾根を歩いてきていたのですがここで突然伐採地の脇を通り沢をめがけて谷を降りていくルートに変わります。
しかしこの山、ガレ場多いの見てると・・・・「ケルン積み放題じゃね!?」なんて思えてしまってちょっと興奮してしまいます。

で、日和田ルートなんですが実際にケルンがめっちゃ多いwww
だいぶ降りてくると一度沢を渡渉します。でまたしばらく杉林を進み続けるとだいぶ里山っぽくなってきました。

途中、靴のソールが1枚ケルンの上に積まれてた。あらら。
またしばらく進むともう1枚さっきと同じ靴のソールがケルンに積まれてた。 両足かい!wwww
この持ち主はまともに歩けたのだろうか?w
植林地を抜けるとススキ?がいっぱい生えたところに出る。廃屋がポツンと建つ場所だ。

ここまでくればもう少し。果樹園の様な場所を抜ければ日和田の上側登山道に降りてくる。

四つ足峠のトンネルすぐ手前の道を上がってくればここに来る。ここに車を止めて登る事も可。このすぐ近くに民家が1軒あるのだが、ここのおばさんに3000円払えば別府の駐車場まで連れて行ってくれるとの噂を耳にしたが、あくまで噂。もしそうじゃなかったら大変失礼に当たるww
ここから果樹園?風な場所を通り少し下れば195号線沿いの登山道へ出る。


ふ~。長かった。いろいろ遊びすぎたのと、右ひざの機嫌を損ねてしまったせいで9時間超えの長丁場になっちゃった。
でも、登ったったで~!っていう達成感はありますよねww
難易度ですか。。。ん~。技術的なものはそれほど高いものを要求されるわけでもないし、岩場だって、注意して歩けばいいわけです。道迷いの心配もそうは無さそうだし。浮石に注意して無駄な足運びをしない。
それでいいんじゃないですかね?ただ、体力は必要かもねw (※中級者~の目線です。初心者さんにはお勧めしません。)
四国一厳しいのは本当かどうか? そんなの知りません。だって四国の山全てを知っているわけじゃないしwちゃんとした登山道が敷かれている山、マイナー過ぎない山の中ではトップクラスにハードだとは思いましたが。
私の中の感覚で言えば「天狗塚~三嶺~菅生縦走(林道歩き含む)以上、富士山(富士宮ルート)日帰りピストン未満って所でしょうか?wwww
●無事下山そして疾走
降りてきて、デポってた自転車を発見し一安心。誰も盗らないだろうけどw 一応カギを木に巻付けて止めてました。
そして降りてきた後の自分へのご褒美という事で自転車にポカリスエットをセットしていました。ふふふ。やるな、俺。憎いぜ!


さぁさぁ、ポカリをグビっと飲み干して、キャップにヘッドライトを装着して(この自転車にライトが付いていないことをこの時知った)、いざ、出陣ぜよ!
ここから四ツ足峠トンネルまでの登りはかなりきつかったけど、トンネルに入ってしまえば楽ちん♪ ・・・・なんて言ってられなかった。

す、涼しい。。 う、うす暗い・・・。 ・・・・・・・。
・・・・・。
怖い!!!!
そして、不思議な現象が・・・ さっきまでキーコキコと必死に漕いでいたペダルがだんだん軽くなり、仕舞いにはペダルが私の意思に反して勝手に回りだす!!!
早まる自転車のスピードと私の鼓動!!!そう、ハートビートっ!!!!
わわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわっわわわわわわーーー!!!
かなり焦りましたが、途中で気づいたんです。
「そうだ。下り坂だ。」
しかし本当の恐怖はこれからです。結構なスピードがついて自転車のバランスを保つのが大変です。フラフラします。減速しようとブレーキをかけます!
キキキィィィィィィィ~~~~~!!!
ものすごい音が響き渡ります。トンネル効果で反響して怖いくらいの音。
な・の・に ♪
減速しませんww
弟が1年近く倉庫で眠らせていたこのおもちゃのような折り畳み自転車では出していけない速度に到達していたようです。
夜中出発前にチェーンやスプロケに油をさして手入れはしたのですが・・。ブレーキがこんなに糞だったとは。。おっと失礼。
わずかばかりに効いていそうなのですがスピードが出ているだけに思いっきり急ブレーキをかける勇気は御座いません。
私の持つ「絶妙ブレーキコントロール」(略してブレコン)を駆使し、よく考えた結果「前ブレーキは怖し!吹っ飛びそう。後ろブレーキも怖し。スリップしそう。」
よし、5:5で!! きゅぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいん!!!!
うん。大して減速しないwww
トンネル長い!2km近くある。
後ろからぐぉぉぉぉぉ~ん!とすっ飛ばす車が来て私の横をビュイーーンと走り去る。
「こ、こわい・・・・・」
狭い車道のみなので壁面ギリギリを走って、「お願いだから俺に突っ込まないでね」と願いながら車が通り過ぎるのを待つ。
これが結構怖い。ヘッドライトつけててほんと良かった。
こんな山の中のトンネルだからみんなすっ飛ばしてる。まさか自転車が走っているとは思わないだろう。
壁面ギリギリまで行って走るのも怖い。
なんたって速度制御不能に陥っている自転車です。ついフラっとなって壁面に当たれば間違いなく車道の真ん中に弾き飛ばされる。
そこに車が・・・・。考えるだけでも失禁、嘔吐モノですよ。
で、やっとこさトンネルを抜けると連続ヘヤピンカーブです。
ギャギャギャキキキーーーーー!!っと相変わらずブレーキを鳴らし続けながらはしりますが ここからの下りがまたすごい。
熱でブレーキ吹っ飛ぶんじゃないかと思うくらい。

こうなりゃもうバイクに乗ってるつもりで攻めます。
コーナーはバンクを効かせて。膝」を擦るくらいの勢いで・・・って危ない、ペダルが接触しそうだ。
ワインガードナーになったつもりでコーナーをうまくやり過ごした。

でも次チャレンジするときはブレーキが効く自転車をもって来よう。うん。それがいい。
自転車の旅は楽しかった。思いのほか早く別府峡に戻ってこれた。
朝出会った熊さんに挨拶を。

私「戻ったよ~~!」
クマー「あぁん?誰だテメー。おいどんを侮辱するならだだではすまされんとよ!」
あぁ~ん違うクマだ。ごめんなさい。
朝の会った熊さんはあっちだw


私「戻りました~。」
クママ「いや~まっこと遅いきに心配しとったぜよ。温泉に浸かると疲れもふっとぶぜよ!」
私「ありがとうございます。」

さ、車に自転車をブチ込み、近くにある別府温泉へと向かいます。
ここから約1km走ったところにあります。
あぁ、すみません。「別府温泉」なんてかくと大分県かと思われますよね。ごめんちゃい。
正確には「べふ峡温泉」でした。
http://www.befukyou-onsen.com/
いや~、良かった。貸切でした。
お風呂は超シンプルで浴槽は一つだけ。こんな山奥なもんでそうそう人はいないでしょうw
お風呂からは別府峡がよく見えます。紅葉の時期は綺麗でしょうね~。
あ、そうそういつも山の温泉にくるとこうやって景色がよく見えるようになってますよね?逆に向こうからお風呂見たらどうなってるんだろうと
良く思います。特に女風呂とか、女風呂とか、女風呂を。こういった浅はかな考えから犯罪が生まれるんだろうなと、自分に言い聞かせます。
残念だったのは打たせ湯からお湯が出ていなかったことと、シャワーや蛇口からは水に近いくらいの低温湯しか出なかったという所でしょうか。
入口に名物「もみじバーガー是非食べていってください!」(鹿肉バーガー)とあったのでそれを食べて帰ろうと思ったら
日曜祝日だけの販売だと知らされた。これまた残念。やりきれないのでお土産販売のゆずみそとゆずジュースを買ってこの地を後にした。
帰り道、よくよく考えてみるとこの日の18:30から美容室にカット予約を入れていたのである。大急ぎで徳島市内へ戻ったが20分程遅刻した。
ごめんねごめんね~とU字工事張りに謝って、右足をびっこ引きながら歩き、座り、どうなさいますかと言われても、何も考えていないもんだからこっちも「さぁ・・」
(小さいころからよく知る美容師さんなんで気やすいのですww)
美容師さんと二人で相談した結果、「おしゃれなジャッキーチェン」というタイトルで切ってもらうことになりました。
あぁ、満足な1日でした。
喜ぶべきなんですか??どうなんですか??
さて、先日13日に四国一キッツイ山とよく言われる石立山にその真相を探りに行ってきましたのでそのご報告です。
■石立山(1,707.7m)
徳島県那賀町木頭と高知県香美市の県境に位置する山です。高ノ瀬峡や別府渓谷といった紅葉の名所が付近に多い山です。

スタート直後はログ設定ミスでうまく辿れて居ません。
日和田に下山後から駐車場に戻る区間は自転車の速度が速すぎてログが追いつけず、位置ズレしてしまいました。
●出発
夜中の3時に起き、眠気を堪えて3時半には家を出ました。木頭までは徳島市内からでもやはり3時間近くはかかります。とても遠いです。アクセス悪し!
阿南市の桑野方面からまわって195号線をひたすら走り続けます。那賀町にローソン、サンクスわじき店が並んでいます。ここが最終コンビニ。寄って飲み物とおやつを買って、また走り出します。
いや、しかし寒い!!深夜から朝方はとても冷え込みます。薄着だったので、久々に車の暖房を利用しました。が、車の暖房をつけるとすぐに酔ってしまうのです。私。
気分が悪くて窓全開で走る羽目になってしまいました。寒いよぉ~。

195号線もだいぶ山中に入ってきてから、タヌキやら鹿やら小動物がいっぱい目の前を横切っていきます。はねないように注意します。それと飛ばしすぎないように気を付けて。
高ノ瀬峡へ入る所を過ぎて少し行けばトンネル手前に石立山の日和田側登山口があります。すこし判りにくいけど。ここは下山ポイントなので自転車をデポしておきます。
弟から借りてきた小さな折り畳み自転車です。非常に非力な感じがしますが、これしか車に乗らなかったw
自転車をデポったらトンネルを抜けしばらく道なりに進みます。すると別府峡への案内板が出ているのでそちらへ入り少し登っていくと別府峡駐車場があります。(別府渓谷を流れる沢の両岸に1箇所ずつ)
結構広い駐車場です。紅葉時期なんかは人も多いかもしれませんがシーズン外や早朝はまず問題なく止めれるはずです。トイレもありますよ。

さぁここに車を止め、準備を開始。少しゆっくり準備し、朝食と缶コーヒー、朝の一服を済ませると辺りが明るくなってきました。時計を見るともうすぐ6:30。結構いい時間なので
(恐らく)一番乗りで石立山へ登りだします。
・準備バッチリ??

・駐車場で出迎えてくれた熊。

クマー「まっこと寒いぜよ。」
あ、ここだけのお話だけど、車で走っている途中、急激な腹痛に襲われ、我慢できずに道端に車を止め、繁みへ走っていき・・・・。
まさか雉撃ちするハメになるとは・・・。トホホ。 でも、あの解放感。ドキドキ感。ある種の快感ですね。うん。
●登ります
早朝6:30、安全に山登りが出来る明るさになったので出発です。朝靄がかかって山腹から上はガスっています。日が出るとともに快晴になってくれればいいのですが。
若干肌寒さはありますが朝の清々しい空気を頂きながら歩くのは格別気持ちがいいってものですとも!
さっきの駐車場から見える赤いつり橋が別府登山口の起点となります。吊り橋の渡り口には「遊歩道」と標識があります。

登りだしから結構急な階段が続きます。階段が終わったあとも急斜面が続きます。最初から最後まで急斜面だという情報は得ていましたのでこれは想定内、想定内と自分に言い聞かせ登り続けます。


途中でふと気が付いた。熊鈴を忘れたw
この近辺はツキノワグマの生息地。なのにいつもチリンチリンいわせて煙たがられている私が熊鈴を忘れただとっ!!
仕方ない。今日は独り言を言いながら登る日だ。
でも、四国のツキノワグマは絶滅に瀕している程少なくなってしまっている。ってことは姿を見れることは逆にラッキーだと思おうじゃないか!
・・・って思えないよね。怖いよね(笑)
日本の熊は減退の一途を辿り、四国ではもう数十頭程度しかいないと言われています。山へ登る我々や東日本の様に里山で熊被害に会う人々にとっては恐怖でしかありませんが、
それもいつの日からか人と野生動物との共存が上手くいかなくなってしまったからでしょう。WWFジャパンでは鹿の食害問題や熊の生体についていろいろ研究しています。
ご理解の程よろしくお願いします。http://www.wwf.or.jp/activities/2010/02/781805.html
おっと、話をもとに戻しますね。
急斜面は続きますが、それほど辛いという事もありません。自分のペースでゆっくりと登りましょう♪
植林地を歩いているとだんだん沢の音が近づいてきます。正確には私が近づいていきます。

この竜頭谷を渡渉して石立山に取り付きます。沢の流れは勢いよく、上流から冷たい風が吹き込んできます。
靴を濡らさないよう安定した岩の上を歩いて渡ります。

さて、渡りきると石灰岩がゴロゴロと転がる斜面をクネクネと登っていきます。
ザレ・ガレ場が多いので足元には気を付けましょう。「落石注意」と注意を促す看板が立っています。

これ、本当に注意してください。そうそう落ちてくるもんじゃないでしょうとか思っていると痛い目にあいますよ・・・。
結構登ったところで、きが抜けたのか、トレッキングポールで拳ほどの大きさはある浮石を突いてしまい、そのまま竜頭谷へゴロゴロと・・・
廻りの石灰岩を道ずれにしながら沢までゴロゴロと転がりかなりヒヤリとさせられました。早朝で人がいなかったから良かったですが、
下に人がいたらと思うとゾッとします。この辺りは石灰岩のかけらがたくさん転がっています。
落石被害への注意も必要ですが、落石を引き起こさない注意がもっと必要です。

早朝の静かな山に私の「ラ~~~ック!!」って声が響き渡ったでしょうか。
足運びにいつも以上に注意をするのでこの変は結構疲れます。
先へ進むにつれ岩場が多くなってきます。これぞ石立山といった景色でしょうか。


かなりの斜面に岩場が現れたりするのでビックリしますが、それほどハードなわけでもありません。
3点支持さえしっかり出来れば問題無く登れますよ。かといって油断はしないで下さいね。うっかり滑っちゃったとか、持つ場所、足置く場所間違えちゃったで滑落でもすれば結構な距離を
滑落してしまいそうな場所も少しはありましたので。注意力としっかりした確認さえ怠らなければ大丈夫です。石灰岩は脆い岩なのでしっかりしているか等確認してね。
あと、トレッキングポールは岩場では収納してください。出し入れ面倒ですが仕方ありませんw安全第一です。

見上げてピンクテープを発見ww

岩場は続くよ~♪
小さな花達をよく見かけました。アケボノソウが可憐だったなぁ~。
スミレやリンドウも綺麗です。あと不思議と小さな小さなトリカブトも。
最初の1181ピークで少し休憩。

これマジうめ~!はまる~!
高度差の激しい山なだけにこまめに休憩を入れる。緩い道になった来たなーなんて思ってるとまたすぐに岩場が現れる。の、繰り返しだw でも岩場が楽しかったりするw
岩屋さんや、沢屋さんが登る岩みたいな恐ろしいものは全然ないけど、四国の山歩きじゃなかなか岩登りなんてしないじゃないですか。だからたまにはこういったコースも楽しいかと思います。
●ちと休憩
そう、それと今回はiphone5に「DIY GPS」というGPSアプリを投入してきたので実践インプレです!
有料で450円だったと思う。見る限り精度は良好。こまめにログを拾ってくれる。というかこまめにログの設定変更が出来るのがよい。ってか電波圏外でも使えますがなにか??
でもこのアプリは初心者向けじゃ無いかも。「カシミール3D」使っている人向けですね。地図は自分でカシミールから切り取って来てダウンロードです。
カシミ3D使っている人には使いやすいアプリではないでしょうか?私は星4つってところですかね!高いガーミンGPS買えないんでこれで行きます。
でもiphone5の人だけね!5のバッテリーの強さとGPSの精度があってこそです。それ以前のスマホ、アイフォンの人は山GPSはキツイでしょ??
iphoneを山GPSに
http://diygps.net/
カシミール??って人にはもっと簡単なGPSも色々ありましたよ^^
それから私が最近楽しんで使っているアプリに「虫判定器」というアプリがあります。これも有料だけどなかなか面白い。虫を写真で撮って送るだけで後日、何の虫かを教えてくれるアプリです。その場ですぐに判明はしませんが(データベースサーバーに照合をかける)、その分正確な回答が返ってきます。
虫判定器http://mtl.recruit.co.jp/works/2012/mushihanteiki.html
その他にも植物図鑑だったりなんやかんやとお試ししてました。バッテリーは強いのですが、iphone5って電波オフモードとかないのでしょうか?
山に行くとまず電波は入らないので今までは電波オフモードにしてバッテリー節約してましたよね。それが出来ない。
「機内モード」というのがあってそれで電波オフになるけど、そいつはGPSまでオフってしまうからダメなんだ!位置情報だけは生かせておきたい。
バッテリーはずっとGPSログつけてて、カメラでたまに撮影とかして約5時間で容量25パーセント程度まで落ち込んだ。今回はバッテリーチャージャーを持って来ていたので
それで昼休憩時に充電しました。
行動食の「薄皮 ピーナッツクリームパン」
これ最強に美味し!

お!こんな所にも現れやがったぜ!樹皮泥棒め!とッ捕まえてだっふんだと言わせてやるぜ!

●さて、まだ登るよ~
さて、相変わらずの岩場、そして痩せ岩尾根。岩尽くしな登山道はひたすら続きます。
1472ピークを越えて、急坂をヒーコラヒーコラ登っていきます。
優しい朝日が差し込む中、ヒーハーヒーハー言いながら登っていきます。

痩せ岩尾根。

グローブは欲しいところです。私は暑いので指出しですが岩や木の幹を掴んでって場面が多いです。
西峰にとうちゃく! ここで左(中東山方面)に少し進めば捨身ヶ嶽があります。そこへ寄り道。

だーれも居なさそうなので独り占めできるぜ!と、少し手前にザックを降ろし、切り立った岩場によじ登っていきます。一番最初の捨身ヶ嶽に移る所だけ足元注意すればあとは全然問題ありません。
怖くもありませんw間違っても本当に捨身しないで下さいね!

ここがめちゃくちゃ気持ちいい!今日は最高の秋晴れだ!!!ありがとう石立山! 風も心地よく吹いてくれました。遠くにとんがり頭の天狗塚さんがちらりと見えテンションあがりましたw
剣山系をばっちり拝めるポイントですね!う~ん。久々に快晴に恵まれた。うれっし。

で、ここでくつろぐ自分の姿を写真に収めたかったけど、それが出来ない悲しきソロ登山。
あぁ、そうだ!iphone5でパノラマ写真が撮れるんだった!この剣山系を1枚に収めてやるぜぇぇぇぇぇ~~~ぃ!!ってああああああああああああああああああ
iphoneザックの中だったぜぇ~。邪魔だからデポってきてやったぜぇぇ~。写真取れないから目に焼き付けてやるぜぇ~。ワイルドだろぉ~。
・捨身ヶ嶽を少し離れて撮影

さてさて。充分満喫したので西峰まで戻り、石立山方面へと進みます。
私がのんびりしている間にすでに何組かが先に進んでいるみたいです。(複数名の声が聞こえた)
みんな捨身ヶ嶽には寄らないんですね~。もう何度も来てる人たちなのか、私の様な陰気臭いやつがいたからなのか・・・。
さぁ。もうすぐ頂上だと息を荒げてモフモフと進んでいると前からオジサマ2名と若い山ガールの3名様。
私「こんにちわわ~ん」
3「ちゃ~」
3「天狗塚見えるね~」
私「見えますね~」
日和田から登ってきた3名様、どこかで見たことある。すんごい見覚えがある。あぁ、今年、西三子に登った時に地下足袋王子と一緒に登ってた人たちだ。間違いない。
で、西三子で会ったことを伝えるとあぁ、そうですか~、那賀の山は登りまくってるからね~と。
私は覚えてるが向こうは覚えていないというすこーしだけ気まずい感じに(笑)西三子でお話しまでしたのに。。って仕方ないよねwいちいち覚えれるかってのww
深く突っ込んだ私が悪かったです、ごめんなさいw彼らは西峰方面へ下って行きました。
さて。頂上が見えてきました。頂上付近は立ち枯れした木々が目につきます。それとようやく紅葉が見れました。ほんの少しw


紅葉はまだ先だな~。来週・再来週辺りが見ごろでしょうか?大きな山で、別府峡。高ノ瀬峡に挟まれ、さぞ綺麗に色ずくのでしょうな~。
●頂上

影で記念撮影

だだっ広い頂上です! チョー天気良いので展望最強です!!!! 遠く高知市内、土佐湾まで見えます!
東をみれば橘湾まで見えちゃいます。登った甲斐があったってもんぜよ~!

でも遊びすぎて登りに5時間もかけちゃったぜよ~・・・。どんだけ~~~!まぼろし~~~!!! IKKO 2KKO サンコーン!!あれ?違うか!
山頂には先程私を抜いて行ったと思われる3名様グループと一人の男性がいました。ちょうどみんなこれからお昼タイムっぽいので私も飯くうぜよ!!
3名様(中年男性2名+女性1名)グループは楽しそうにワイワイランチを。もう1名ソロの男性は黙々とお食事を。
私も斜面にケツシートを敷き湯を沸かし、米が炊き上がるまでの15分スープを飲みながら景色を楽しみます。
今日のランチはレトルトのグリーンカレーです!辛みの中にもココナッツミルクのコクがどうたらこうたら。
ちょっと洒落てる感じにやられてお試しです!
米も炊き上がったので「いっただきまーーーす!!」

「マズーー!!!」
●出発
さて、まわりのベテランさん達は山談義に花を咲かせている様で、うらやましく。私は昼食の味でテンションだだ下がり。頂上からの景色を満喫したところで徳島県側の日和田登山口へ向かい下山開始です。
・ばったり遭遇したキリンさんと私の影

頂上直下はかなり急坂で下りは特に滑らないように踏ん張りを効かせないといけません。登りの急坂を思い出すと下りもかなり大変だなぁと気は重くなります。
ただ、日和田側のルートは別府側と比べて楽だとの情報をキャッチしていたので・・・キャッチしていたので?キャッチ?? へへへ。
急がず、ゆっくりとした足運びで下っていきま・・・・・!!!
ハウッ!! ああああぅぃぃlひういhhdさんだlksdふぁんsldんぁ!!!!
なんということでしょう!(劇的ビフォ●●フター風に)
富士登山で痛めた右膝がここにきて再び 爆発! チーン。
下りだしてすぐじゃん。 だめだよ。そんなの。 先生許しませんからね。
たぶん、膝の仮病だろうと思い。そのまま下山。
が、痛い。困ったちゃんだね。本当に。先生今日はアイシング持って来てないから我慢してね。
ちょっと歩き方は不細工になってしまいましたが先へ進みます。頂上から少し下ったところには避難小屋があります。
かなり激しく朽ち果てており、中には入りたくはありません。よっぽどじゃないとここに避難する事はないでしょう。。

建て替えないのかなぁ。俺が大富豪なら建て替え費を匿名寄付するのになぁ。なんて思いながら先へ進みます。
こちらも負けじと岩場の連続です。別府側程の高低差がある岩場は無いので三点支持で・・なんてのはありません。
ただ、ゴツゴツしまくってます。そういえば「三国志」で南蛮の王孟獲の乱に加担した人物の一人に「兀突骨」(ごつとつこつ)という人がいたのを思い出した。
そんなマニアックな人物が浮かんでしまう所に自分の陰湿さを感じてしまうのです。今日のこの秋晴れで少しは乾くといいのですがww

少し小高い場所にある岩の上に座って心地いい風を浴びながら景色を眺めて休憩していました。すると例の3人組(捨身ヶ嶽の後にすれ違った3人組)が戻ってきました。
3「いや~捨身ヶ嶽は風がなくってさ~熱いくらいだったよ」
私「え、そうなんですか?」
私が行ったときは気持ちよかったのになぁ。
山ガールさんに「あの登山口の自転車そうなんですか?」と突っ込まれた。
目立つ場所にデポったので目につくのだろうw
少し会話し、彼らはかなりのスピードで下って行った。うらやましい。私もこの困ったちゃん(膝)が言う事聞いてくれればなぁ~。
シャーシャーと下っていけない自分に腹立たしさよりも、残された自分に寂しい感じがした。
さて、休憩も程々にして下り再開です。
岩場が終わったと思いきや
また岩場。
終わったよ~
また岩場。
もう!トレッキングポール出すタイミングがわかんないぜ~。
さぁ、なんだかんだで植林地まで降りてきました!広大な植林地です。ずっと尾根を歩いてきていたのですがここで突然伐採地の脇を通り沢をめがけて谷を降りていくルートに変わります。
しかしこの山、ガレ場多いの見てると・・・・「ケルン積み放題じゃね!?」なんて思えてしまってちょっと興奮してしまいます。

で、日和田ルートなんですが実際にケルンがめっちゃ多いwww
だいぶ降りてくると一度沢を渡渉します。でまたしばらく杉林を進み続けるとだいぶ里山っぽくなってきました。

途中、靴のソールが1枚ケルンの上に積まれてた。あらら。
またしばらく進むともう1枚さっきと同じ靴のソールがケルンに積まれてた。 両足かい!wwww
この持ち主はまともに歩けたのだろうか?w
植林地を抜けるとススキ?がいっぱい生えたところに出る。廃屋がポツンと建つ場所だ。

ここまでくればもう少し。果樹園の様な場所を抜ければ日和田の上側登山道に降りてくる。

四つ足峠のトンネルすぐ手前の道を上がってくればここに来る。ここに車を止めて登る事も可。このすぐ近くに民家が1軒あるのだが、ここのおばさんに3000円払えば別府の駐車場まで連れて行ってくれるとの噂を耳にしたが、あくまで噂。もしそうじゃなかったら大変失礼に当たるww
ここから果樹園?風な場所を通り少し下れば195号線沿いの登山道へ出る。


ふ~。長かった。いろいろ遊びすぎたのと、右ひざの機嫌を損ねてしまったせいで9時間超えの長丁場になっちゃった。
でも、登ったったで~!っていう達成感はありますよねww
難易度ですか。。。ん~。技術的なものはそれほど高いものを要求されるわけでもないし、岩場だって、注意して歩けばいいわけです。道迷いの心配もそうは無さそうだし。浮石に注意して無駄な足運びをしない。
それでいいんじゃないですかね?ただ、体力は必要かもねw (※中級者~の目線です。初心者さんにはお勧めしません。)
四国一厳しいのは本当かどうか? そんなの知りません。だって四国の山全てを知っているわけじゃないしwちゃんとした登山道が敷かれている山、マイナー過ぎない山の中ではトップクラスにハードだとは思いましたが。
私の中の感覚で言えば「天狗塚~三嶺~菅生縦走(林道歩き含む)以上、富士山(富士宮ルート)日帰りピストン未満って所でしょうか?wwww
●無事下山そして疾走
降りてきて、デポってた自転車を発見し一安心。誰も盗らないだろうけどw 一応カギを木に巻付けて止めてました。
そして降りてきた後の自分へのご褒美という事で自転車にポカリスエットをセットしていました。ふふふ。やるな、俺。憎いぜ!


さぁさぁ、ポカリをグビっと飲み干して、キャップにヘッドライトを装着して(この自転車にライトが付いていないことをこの時知った)、いざ、出陣ぜよ!
ここから四ツ足峠トンネルまでの登りはかなりきつかったけど、トンネルに入ってしまえば楽ちん♪ ・・・・なんて言ってられなかった。

す、涼しい。。 う、うす暗い・・・。 ・・・・・・・。
・・・・・。
怖い!!!!
そして、不思議な現象が・・・ さっきまでキーコキコと必死に漕いでいたペダルがだんだん軽くなり、仕舞いにはペダルが私の意思に反して勝手に回りだす!!!
早まる自転車のスピードと私の鼓動!!!そう、ハートビートっ!!!!
わわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわっわわわわわわーーー!!!
かなり焦りましたが、途中で気づいたんです。
「そうだ。下り坂だ。」
しかし本当の恐怖はこれからです。結構なスピードがついて自転車のバランスを保つのが大変です。フラフラします。減速しようとブレーキをかけます!
キキキィィィィィィィ~~~~~!!!
ものすごい音が響き渡ります。トンネル効果で反響して怖いくらいの音。
な・の・に ♪
減速しませんww
弟が1年近く倉庫で眠らせていたこのおもちゃのような折り畳み自転車では出していけない速度に到達していたようです。
夜中出発前にチェーンやスプロケに油をさして手入れはしたのですが・・。ブレーキがこんなに糞だったとは。。おっと失礼。
わずかばかりに効いていそうなのですがスピードが出ているだけに思いっきり急ブレーキをかける勇気は御座いません。
私の持つ「絶妙ブレーキコントロール」(略してブレコン)を駆使し、よく考えた結果「前ブレーキは怖し!吹っ飛びそう。後ろブレーキも怖し。スリップしそう。」
よし、5:5で!! きゅぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいん!!!!
うん。大して減速しないwww
トンネル長い!2km近くある。
後ろからぐぉぉぉぉぉ~ん!とすっ飛ばす車が来て私の横をビュイーーンと走り去る。
「こ、こわい・・・・・」
狭い車道のみなので壁面ギリギリを走って、「お願いだから俺に突っ込まないでね」と願いながら車が通り過ぎるのを待つ。
これが結構怖い。ヘッドライトつけててほんと良かった。
こんな山の中のトンネルだからみんなすっ飛ばしてる。まさか自転車が走っているとは思わないだろう。
壁面ギリギリまで行って走るのも怖い。
なんたって速度制御不能に陥っている自転車です。ついフラっとなって壁面に当たれば間違いなく車道の真ん中に弾き飛ばされる。
そこに車が・・・・。考えるだけでも失禁、嘔吐モノですよ。
で、やっとこさトンネルを抜けると連続ヘヤピンカーブです。
ギャギャギャキキキーーーーー!!っと相変わらずブレーキを鳴らし続けながらはしりますが ここからの下りがまたすごい。
熱でブレーキ吹っ飛ぶんじゃないかと思うくらい。

こうなりゃもうバイクに乗ってるつもりで攻めます。
コーナーはバンクを効かせて。膝」を擦るくらいの勢いで・・・って危ない、ペダルが接触しそうだ。
ワインガードナーになったつもりでコーナーをうまくやり過ごした。

でも次チャレンジするときはブレーキが効く自転車をもって来よう。うん。それがいい。
自転車の旅は楽しかった。思いのほか早く別府峡に戻ってこれた。
朝出会った熊さんに挨拶を。

私「戻ったよ~~!」
クマー「あぁん?誰だテメー。おいどんを侮辱するならだだではすまされんとよ!」
あぁ~ん違うクマだ。ごめんなさい。
朝の会った熊さんはあっちだw


私「戻りました~。」
クママ「いや~まっこと遅いきに心配しとったぜよ。温泉に浸かると疲れもふっとぶぜよ!」
私「ありがとうございます。」

さ、車に自転車をブチ込み、近くにある別府温泉へと向かいます。
ここから約1km走ったところにあります。
あぁ、すみません。「別府温泉」なんてかくと大分県かと思われますよね。ごめんちゃい。
正確には「べふ峡温泉」でした。
http://www.befukyou-onsen.com/
いや~、良かった。貸切でした。
お風呂は超シンプルで浴槽は一つだけ。こんな山奥なもんでそうそう人はいないでしょうw
お風呂からは別府峡がよく見えます。紅葉の時期は綺麗でしょうね~。
あ、そうそういつも山の温泉にくるとこうやって景色がよく見えるようになってますよね?逆に向こうからお風呂見たらどうなってるんだろうと
良く思います。特に女風呂とか、女風呂とか、女風呂を。こういった浅はかな考えから犯罪が生まれるんだろうなと、自分に言い聞かせます。
残念だったのは打たせ湯からお湯が出ていなかったことと、シャワーや蛇口からは水に近いくらいの低温湯しか出なかったという所でしょうか。
入口に名物「もみじバーガー是非食べていってください!」(鹿肉バーガー)とあったのでそれを食べて帰ろうと思ったら
日曜祝日だけの販売だと知らされた。これまた残念。やりきれないのでお土産販売のゆずみそとゆずジュースを買ってこの地を後にした。
帰り道、よくよく考えてみるとこの日の18:30から美容室にカット予約を入れていたのである。大急ぎで徳島市内へ戻ったが20分程遅刻した。
ごめんねごめんね~とU字工事張りに謝って、右足をびっこ引きながら歩き、座り、どうなさいますかと言われても、何も考えていないもんだからこっちも「さぁ・・」
(小さいころからよく知る美容師さんなんで気やすいのですww)
美容師さんと二人で相談した結果、「おしゃれなジャッキーチェン」というタイトルで切ってもらうことになりました。
あぁ、満足な1日でした。
2012.10.15追記
少し注意喚起に欠けているなぁと思ったので追記します。
なんだかんだで石立山では毎年数件の遭難、事故がおこっています。その殆どが道迷いです。それから滑落。死亡事故も発生しています。これらは決して初心者さんの事故ではありません。山慣れしている方が多いのです。慎重なルートファインディングが必要です。甘く見てはいけないやまです。
歩行時間が長い以上に、標高差が大きいです。(登山口から頂上で約1200m)体力が必要です。
ネット等で石立遭難について色々記載があるので検索して調べてもいいかと思います。あと、私は早朝から登りましたが早朝はツキノワグマが1番活発に動いている時間帯です。注意しましょう。
少し注意喚起に欠けているなぁと思ったので追記します。
なんだかんだで石立山では毎年数件の遭難、事故がおこっています。その殆どが道迷いです。それから滑落。死亡事故も発生しています。これらは決して初心者さんの事故ではありません。山慣れしている方が多いのです。慎重なルートファインディングが必要です。甘く見てはいけないやまです。
歩行時間が長い以上に、標高差が大きいです。(登山口から頂上で約1200m)体力が必要です。
ネット等で石立遭難について色々記載があるので検索して調べてもいいかと思います。あと、私は早朝から登りましたが早朝はツキノワグマが1番活発に動いている時間帯です。注意しましょう。
初心者向け登山イベント 春のんびり登山2016 in 『剣山』 2016.5.8
初心者様向けトレッキングイベント準備
そらした新春イベント春のんびり登山開催決定
2015.11.3 寒風山〜笹ヶ峰 縦走
2015.11.1 綱付森
2015.10.25 徳島県 青の塔
初心者様向けトレッキングイベント準備
そらした新春イベント春のんびり登山開催決定
2015.11.3 寒風山〜笹ヶ峰 縦走
2015.11.1 綱付森
2015.10.25 徳島県 青の塔
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